こんにちは。
元検察事務官の検察辞太郎(やめたろう)(@moto_jimukan)です。
今この記事を見ている方は以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか。
社会人経験者は不利なのかな…
退職理由はどう話すべきかな…
志望動機はどう話そうか…
私も社会人経験者で、公務員試験受験中は不安で一杯でしたので、皆さんの悩みは痛いほど分かります。
そんな皆さんの悩みを解決すべく、元検察事務官の経験を基に社会人経験者向けの面鉄対策を考案しましたので、検察事務官になりたい方は是非参考にしてもらえればと思います。
- 本記事は一部有料※となります。
※5,046文字中3,323文字有料
社会人経験者が意識するべきポイントについて
社会人経験者は短期での退職者も多く、不安に感じている人も多いと思いますが、以下のポイントを意識することで面接対策を立てやすくなります。
社会人経験者は現役受験生より不利ではない。
→むしろ有利な面も多い。
民間企業の就職活動経験者は疑問に思うかもしれませんが、公務員試験、特に地方検察庁の官庁訪問においては現役か既卒かはあまり関係ありません。
では、社会人経験者が現役受験生より不利ではない理由について見ていきたいと思います。
新卒至上主義ではない
民間企業の就職活動は新卒至上主義が採られていますが、公務員試験においては新卒至上主義は採られていません。
私自身、社会人経験者で地方検察庁含め多くの試験種で最終合格していますし、地方検察庁の同期・先輩・後輩にも社会人経験者はたくさんいます。
中には、採用人数1名のところで社会人経験者を採用した事例もありますので、社会人経験者が現役受験生より不利な扱いをされるかもと心配する必要はありません。
実際に社会人経験者で地方検察庁に採用された人はたくさんいる。
採用基準は変わらない
新卒至上主義ではないとしても、社会人経験者の場合、採用基準のハードルが現役受験生より高いのではないかと思うかもしれませんが、採用基準は特に変わらないと思われます。
というのも、地方検察庁の場合、新規採用職員を即戦力として求めていないという事情があるからです。
検察事務官の仕事は経験がものを言う世界になりますので、余程の経験(元刑事など)がない限り即戦力になりようがありません。
- 即戦力を求めていないので、社会人経験者と現役受験生の土俵は同じ。
- 社会人経験がある分、逆に現役受験生より有利。
→大人との会話の経験値が高い。
質問内容が決まっている
社会人経験者の場合、質問される内容と深堀りされる内容がほぼほぼ決まっていますので、対策を立てやすくなります。
- 退職・転職理由
- 志望動機
- 従事していた仕事内容
現役受験生の場合、ガクチカ等で挙げていない事項(ゼミ・部活・バイトなど)についても聞かれる可能性がありますが、社会人経験者の場合、上記①~③の質問が面接時間の大半を占めることになります。
実際、私もほぼ①~③の質問しかされませんでしたが、退職理由などの深堀りに時間がかかることから、他の質問をする時間的余裕がなくなることが質問内容が限られる要因になっているのだと思います。
質問される数が減ると想定外の質問をされるリスクも少なくなりますので、社会人経験者は想定質問の対策を立てやすいと言えます。
社会人経験者は深堀りされる質問が決まっている。
→現役受験生より対策を立てやすい。
では次に、社会人経験者が必ず聞かれる質問に対する答え方のポイントについて見ていきたいと思います。
社会人経験者の想定質問の答え方について
社会人経験者が現役受験生より不利ではないこと、深堀りされる質問が決まっていて対策が立てやすいことはイメージできたと思います。
しかし、社会人経験者が深堀りされる質問、特に退職・転職理由はめちゃくちゃ答えにくいですよね。
そこで、社会人経験者として二度(検察事務官・政令市職員)公務員に転職した経験から想定質問の答え方を紹介していきます。
なお、一般的に官庁訪問で聞かれるであろう想定質問については下記記事で紹介していますので、下記記事も参考にしてもらえればと思います。