こんにちは。
元検察事務官の検察辞太郎(やめたろう)(@moto_jimukan)です。
今この記事を見ている方は以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか。
官庁訪問で何聞かれるんだろう…
想定質問が全然思いつかない…
回答を考えてみたけど自信が…
私も地方検察庁の官庁訪問を経験しているので、皆さんの悩みは痛いほど分かります。
そんな皆さんの悩みを解決すべく、元検察事務官の経験を基に想定質問と回答例を考案しましたので、検察事務官になりたい方は是非参考にしてもらえればと思います。
- 本記事は一部有料となります。
地方検察庁の想定質問で意識するポイント
地方検察庁の想定質問を考えることが難しいと感じている人も多いと思いますが、以下のポイントを意識することで地方検察庁の想定質問を作りやすくなります。
地方検察庁が採用したい人物像をイメージしてから想定質問を考える!
採用担当者は受験生が採用したい人物かどうか判断するために様々な質問をしてきます。
ですので、地方検察庁が採用したい人物像をまずイメージし、どういった質問で受験生が採用したい人物かどうか確認してくるかを考えることで、想定質問を考えやすくなります。
では、実際にどういった人物像をイメージすればいいのか。
元検察事務官である私が想定する地方検察庁が採用したい人物像は以下となります。
- 地方検察庁への志望度が高い。
- 検察事務官の適正・能力がある。
- 採用後、退職しなさそう。
何を当たり前のことをと思われた方もいると思いますが、想定質問を作るに当たっては何を意図して質問されるのかを意識することが非常に大事になります。
例えば、採用担当者が志望度を確かめる質問をしているのに自身の適性のアピールばかりしていると、マイナス評価されかねませんからね。
では、私が想定する採用したい人物像の詳細について見ていきたいと思います。
志望度が高い人物
公務員試験は複数の試験種を受験することが当たり前の試験で、さらに国家一般職では様々な官庁を訪問できるので、地検が第一志望かどうかはかなり深堀して確認されます。
当たり前の話ですが、たとえどんなに能力が高く検察事務官への適性がある人物がいて内々定を出したとしても、実際に入庁してくれないと意味がないですよね。
そのため、採用担当者は受験生の志望度の高さを重視しますので、志望度に関する想定質問と回答は念入りに準備する必要があります。
なお、志望度を確認する質問例としては以下のものがあります。
- 志望動機について
- やりたい仕事について
- 併願先・志望順序について
志望動機の詳細については下記記事で説明していますので、是非参考にしてみてください。
適正・能力がある人物
検察事務官の仕事は刑事手続きに関わる特殊な仕事なので、適正があるかどうか、能力があるかどうかは念入りに確認される事項です。
そのため、受験生が話す内容の真偽を確認するために、特に具体的エピソードについては深堀して質問してきます。
ですので、アピールする能力が検察事務官の適性に資するものかどうか、エピソードが説得力のある根拠となっているかどうかなどを念入りに準備する必要があります。
なお、志望度を確認する質問例としては以下のものがあります。
- 自己PRについて
- ガクチカについて
- 長所、短所について
適正・能力に関して行われる質問は受験生の話すエピソードによって異なりますので、想定質問と回答例を挙げることはできませんが、適正・能力の詳細については下記記事で説明していますので、是非参考にしてみてください。
退職しなさそうな人物
国家公務員の採用は民間みたいにフレキシブルに行うことができませんので、職員が急に退職するという事態は死活問題となります。
そのため、受験生が入庁後に思っていたのと違うと思って退職しないかどうか、仕事のストレスに耐えられるかどうか確認してきます。
退職しなさそうかどうかは志望度や適性・能力より重要度は落ちると思いますが、勤務内容や条件の理解度は志望動機の裏付けにもつながりますので、入念な準備が必要となります。
なお、退職しなさそうか確認する質問例としては以下のものがあります。
- 勤務内容の理解度について
- 勤務条件の理解度について
- ストレス耐性について
では次に、上記のポイントを踏まえ、どのように質問に答えたらいいのかについて見ていきたいと思います。
質問への答え方とポイント
官庁訪問で聞かれる質問ですが、採用したい人物かどうかを見極めるために質問されているということはイメージできたと思います。
ではどのように回答すればいいのか。
回答方法に明確な正解はありませんが、元検察事務官の経験から、どのように答えたら検察事務官っぽいか、違和感を感じられないかをポイントに回答方法を紹介します。
なお、社会人経験者の想定質問では追加で聞かれる事項もありますので、下記記事も参考にしてもらえればと思います。
では、具体的な回答方法について、下記質問に種類分けしてみていきたいと思います。
- やりたい仕事に関する質問
- 併願先・志望順序に関する質問
- 勤務内容等の理解度に関する質問
- その他の質問